SEOキーワードの選び方・選定方法

【2020年版】SEOキーワードの選び方・選定方法

目次

ブログでトラフィックを得るには、3つの条件を満たすSEOキーワードを選ぶ必要があります。
テキストベースのブログに向いているキーワードであること、一定の検索数があること、そして競合が少ないことです。

この記事では3つの条件を前提に、簡単なSEOキーワード選定方法を紹介します。

■SEOキーワードの選定方法

  1. 検索意図からブログ向けのキーワードか判断する
  2. 検索数を調べてキーワードを絞る
  3. 競合の強さを調べてキーワードを決める

この3ステップをクリアしたキーワードは、検索結果で上位表示できる可能性があります!

選定方法を間違えると、どんなに頑張ってブログを書いても上位に表示されないどころか、誰にも読まれないという最悪の事態になりかねません。

キーワード選定は慣れてしまえば簡単な作業です。
大切な時間を無駄にしたくない人はぜひ続きを読んで、SEOキーワードの選定方法をマスターしてください!

step0. 選ぶ前にまずキーワードを見つける

選定のフィルターにかけるSEOキーワードはそろっていますか?
まだの場合は、まずキーワードを見つける作業が必要です。

必要な人は「【2019年版】SEOキーワードの見つけ方・探し方」で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

step1. 検索意図からブログ向けのSEOキーワードか判断する

  

検索意図(サーチインテント)とは、キーワードの裏側にあるユーザーの気持ちです。

このステップでは、ユーザーがどんな意図を持ってキーワードを検索したか読み解き、テキストベースのブログに適しているか判断をします。

判断方法はキーワードをグーグルで検索し、検索結果一覧を確認するだけです。
ここで注目するのが、検索結果に表示されているコンテンツのタイプです。コンテンツタイプは主に4つに分類されます。

  • ブログ
  • 商品ページ
  • カテゴリーページ
  • ランディングページ

もうお分かりかと思いますが、 検索結果の大半がブログであればステップ1は合格です。多くのユーザーがブログを検索結果として求めていると判断できるでしょう。

反対に商品ページなどが大半を占める場合、ユーザーはAmazonなどのECサイトを探している可能性が高いと判断できます。
いくつか実例を見ていきましょう。

例1) ブログに向かないキーワード

キーワード例;「ドッグフード」

■予想できるユーザーの検索意図
・ドッグフードを買いたい
・ざっくりとドッグフードの一覧が見たい

検索意図がECサイトを求めている例

検索結果の多くは、Amazonや楽天などのECサイトです。
このキーワードで記事を書き、上位表示を目指すのは非常に難しいといえるでしょう。

例2) ブログ向けのキーワード

キーワード例;「ドッグフード 国産 おすすめ」

■予想できるユーザーの検索意図
・商品どうしの比較を見たい
・オススメのランキングを知りたい

検索意図がブログを求めている例

検索結果には「口コミで人気の〜〜」や「人気の〜〜10選」などのブログのページが並びます。
このようなコンテンツが多い場合は、ブログ向けのキーワードと判断します。

step2. 検索数を調べてSEOキーワードを絞る

最低でも検索数が100〜1000程度のキーワードを選びます。

検索数=読み手の数です。
趣味ブログなら別ですが、初めから読まれないと分かっているコンテンツを作るのは時間の無駄でしかありません。

ではさっそくキーワードの検索数を調べる方法を紹介します。

【注意】確実な検索数を事前に知る方法はありません。ツールに表示される検索数が少なくても、予想以上にアクセスを集める事も多々あります。あくまで目安であり、判断根拠の一つとして利用してください。

ツールで調べる

最も簡単でオススメな方法です。
無料ツール1つ、有料ツール1つを紹介します。

1.ubbersuggest (無料)

https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
オンラインマーケティング界の大御所NeilPatel氏がプロデュースするのが、ubersuggestというツールです。

使い方はシンプルで、キーワードを入力し検索するだけ。多くの無料ツールと違い、検索数、キーワード難易度や、競合の強が無料で表示されるのがメリットです。

「ドッグフード 国産 おすすめ」で調べると、検索数は720と表示されました。

2.ahrefs (有料)

https://ahrefs.jp
世界中で60万人以上に使われているahrefs

検索数だけでなく、コンテンツ調査や、競合調査などの機能もあり上級者でも満足できるツールです。
Keyword explorer を使いキーワードを検索します。

「ドッグフード 国産 おすすめ」で調べると、検索数は500と表示されました。

ご覧の通りツールによって表示される検索数に差があります。
絶対的な数字とは考えず、あくまで目安として活用しましょう!

オートコンプリート機能を使い調べる

オートコンプリートとは、検索窓に単語を入力すると候補が自動入力される検索エンジンの機能です。

この方法で具体的な検索数は分かりませんが、候補に表示されるのは多くの人が検索したキーワードだけです。ツールで検索数が表示されないキーワードを対象に、オートコンプリートで表示されるか確認します。

例えば、「ドッグフード オーガニック 国産」をahrefsで調べると、0-10の検索数と表示されます。ツールだけで検索数を判断している人は、スルーする可能性が高いキーワードです。

アートコンプリート機能を使い検索数を予想する

ですがオートコンプリートで確認すると検索候補として表示されました。このような場合はコンテンツを作る選択をしてもOKです。

オートコンプリートを使いキーワードを見つける方法は「【2019年版】SEOキーワードの見つけ方・探し方」を参考にしてみてください。

自分の感覚に頼る

シードキーワード(「ドッグフード」のようなビッグキーワード)と、検索数を調べたいキーワード(「ドッグフード オーガニック 国産」のような複合キーワード)の距離感で検索数を予想します。

距離感を計るために画像のひょうな逆三角形をイメージします。

ビッグキーワードと複合キーワードの距離感で検索数を予想する

一番平な部分が、検索数が最も多いシードキーワード。
先端部分が極めて検索数が少ない、超具体的な複合キーワードです。

この逆三角形をイメージした状態で、シードキーワードからの距離感を予想します。
あまりにも遠く先端に近い場合は、検索数が極めて少ないと予想し、程よい距離感の場合は、それなりに需要のあるキーワードと判断します。

【PRO TIP】逆三角形の先端のキーワード検索数は、シードキーワードの検索数と相関関係にあります。シードキーワードの検索数が少なすぎる時は注意しましょう。

step3. 競合の強さを調べる

狙っているSEOキーワードをグーグルで検索し、検索結果に表示される競合をチェックします。

次のフィルターに通過するキーワードは合格です。

  1. 競合に勝てると思えるか
  2. 競合のコンテンツより良いものを作れると思えるか

では判断に役立つ具体な的方法を紹介します。

まずは自分のステージを知る

2つの判断基準に合格し最高のコンテンツを作っても、検索上位に表示されるとは限りません。まず自分のサイトのステージを知ることが重要です。

グーグルはサイトの信頼性(オーソリティー/Authority)を計る単独のシグナルはないとしていますが、信頼性が高い検索結果を表示する努力を続けています。

この信頼性を計る1つの基準として欲しいのが記事数です。
これまでに書いた記事数が10以下であれば、素晴らしいコンテンツを作っても競争が激しいキーワードでの上位表示は難しいかもしれません。

まずは程よい検索数があり、競合が少ないキーワードを中心にコンテンツを増やし、オーソリティーを確立しましょう。

被リンクの「数」と「質」で判断

被リンク数は投票数です。
多くの被リンクを持つページは「約に立つから紹介されている」と検索エンジンに認識されやすくなります。

ですが検索エンジンはスパミーなリンクの判断ができます。
数だけでなく、どのようなサイトから被リンクを受けているか関連性や質も必ずチェックしてください。

大量の被リンクが付いたページ確認をしたら、全く関係ないジャンルのオールドドメインを使っているだけだった、、、、なんてことも多々あります。

被リンク数の調べ方

ここでもubersuggestを使います。

  1. キーワードを入力
  2. 検索ボリュームをクリック
  3. LINKSを確認
  4. クリックして被リンクの内容をざっと見る

ubbersuggest でサイトの被リンクを確認する方法

特に上位表示されているコンテンツに被リンクがある場合要チェックです!

【PRO TIP】忘れてはいけないのが、コンテンツの質が一番重要ということです。検索意図に対してベストなアンサーができて、競合より良いコンテンツを作れる自信があれば思い切って記事を書きましょう!

競合が強いキーワードを選ぶ場合

サイトを構成する上で重要なキーワードは、現時点で競合に勝ち目がなくてもコンテンツを作成します。
例えば、SEOを専門としているメディアなら「キーワードの選び方」というコンテンツは必須ですし、他の記事でページを引用したいことも多々あるでしょう。

このような、サイトに不可欠なコンテンツはコーナーストーンコンテンツと言い、競合の強さに関係なく作成しましょう。

【関連トピック】ホームページのSEOキーワードの選び方

ブログでもホームページでもキーワードの選び方は同じです。

ですがよくありがちなミスが、難しすぎるキーワードで対策をしてしまうことです。
今回紹介した方法で競合をチェックし、戦える可能性が高い最適なポジショニングを探してください。

例えば地域性のあるビジネスジなら、まずは地域を限定したキーワードを選んだ方が効果的です。欲張らずに今戦えるキーワードを狙いましょう!

SEOキーワードの選び方・選定方法まとめ

  1. 検索意図からブログ向けのキーワードか判断する
  2. 検索数を調べてキーワードを絞る
  3. 競合の強さを調べてキーワードを決める

はじめに検索意図を読み解きブログに適しているかを判断します。
次に検索数を調べてキーワードに需要が有ることを確認し、最後に同じキーワードを狙っている競合の強さをチェックします。

この3つのフィルターを通過したキーワードと、コーナーストーンコンテンツで利用するキーワードで記事を作成しましょう。

コンテンツ作りはとても時間の掛かる作業です。
大切な時間を無駄にせず最短で結果を出すためにも、SEOキーワードの選定方法は必ずマスターしましょう!

ps
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この記事を書いた人:
Suzumori Takumi
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サイトへのアクセスを増やし(SEO・ローカルSEOなどで)オンラインから顧客を得る方法を発信しています。
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