リードマグネット:お客を集める磁石を作る4ステップ

【リードマグネットとは?】見込客が集まる”磁石”を作る方法

目次

■リードマグネットとは
将来の見込み客(リード)がメールアドレスや連絡先情報と交換する賄賂(わいろ)です。ホワイトペーパーや資料、Ebook、チェックリスト等、いずれも見込み客と関連性が有り、価値が高いことが条件。リードジェネレーション成功の要です。

こんな不安を感じたことありませんか?

  • メールを送ってもお客さんの反応が悪い
  • 既存客の購入率が下がっている
  • 定期購入の解除が増えた
  • ビジネスの売上が不安定

結論をいうと、解決するには将来お金を使ってくれる、見込み客の獲得が必用です。

オンラインビジネスだけでなく、全てのビジネスに共通して言えますが、一生同じ場所で買い物をする人はいません。

アテンション・エコノミーと言われている現代では、1箇所にお客を留めるのは困難なのです。

つまりリードの流れを止めるのは、ビジネスの死を意味しています。生命維持に必用な血液を流し続ける「鍵」となるのが、リードマグネットと考えてください。

最悪の状態になる前に手を打ち、いつでも新規客に事欠かないオンラインビジネスを作りたいですよね?

リードマグネットは、そんな理想を現実に近づける、見込み客を磁石のように惹きつける最強ツールです。

これからその作り方を説明します。

3分でアイデアが決まる、4ステップのワークシートとチェックリストをダウンロードしてください。(PDF3ページ)

リードマグネットを作ると得られるもの

リードマグネットを作ると得られるもの

凄腕の営業マンが每日お客さんを連れてくるとしたら?

しかも休みなく24時間365日、オンラインのシステムが機能し続ける限り、私達だけの為に働いてくれます。

給料を払う必用はなく、少しの調整をするだけで、結果が出なければ新しい営業マンに差し替えることも可能です。

もちろん文句もいいません。
私達にとっては虫が良すぎる話です。

ですが優れたリードマグネットは、この凄腕営業マンと全く同じ機能を持っているのです。

悪くないですよね?
ここから更に面白くなりますよ・・・

コンテンツ(ブログ)を使ったオンラインビジネスで、一度リードマグネットをベースにしたシステムを作れば、記事数と共に営業マンの数も増えていきまます。

この凄さをすぐに理解してもらうために、数字で説明をしましょう。

合計記事数 100記事
1記事UU 100アクセス/月(UUはユニークユーザー数)
月間UU 10,000
転換率 5%(リードマグネットへのオプトイン数)
見込み客獲得数 500人/月
年間獲得数  6,000人

もう分かったと思いますが、アクセス数が増えれば、獲得できる見込み客の数も右肩上がりで伸びていきます。

コンテンツとリードマグネットを組み合わせると、私達だけの営業マンが増え続ける、ストック型のビジネスが構築できるのです。

リードマグネットの凄さわかって貰えましたか?

さてこれからが肝心 。
次の章から具体的なリードマグネットの作り方を4ステップで解説します。

作り方に進む前に、印刷して使えるa4サイズのワークシートをダウンロードしてください。説明を読みながらリードマグネットを作れます。

リードマグネットの作り方4ステップ

初めてリードマグネットを作る人にオススメな、4ステップの作り方を紹介します。

始める前に1つだけ確認があります。
コンテンツやブログに反応して欲しいターゲットは決めていますか?

まだの場合は、理想の見込み客像である「ペルソナ」作りから始めましょう。
簡単3ステップ!ペルソナの作り方を参考にしてください。

ステップ1:コンテンツ

リドマグネットの作り方:ステップ1コンテンツリサーチ

まずはリードマグネットのコンテンツ(内容)を決めるために、見込み客の不安や、問題をリサーチします。

見込み客にとっての悪夢は?

あなたがターゲットとする見込み客の悪夢は何ですか?

つまり想像しうる最悪のシチュエーションのこと。

悪夢を書き出す理由は、私達が提供するリードマグネットが、見込み客にとっての転ばぬ先の杖であればより効果がでるからです。

リードマグネットで問題解決を提供できるように、先回りして不安や問題を理解しておきましょう。

最悪の事態を避けられる、解決案や価値を提供できたとしたら彼らはあなたに対し、どんな印象を持つでしょうか?

無料でコレだけの価値があるのだから、この先にもっとすごい何かがあると想像するでしょう。

それだけでなく、この先もあなたから継続的に情報を得ようとし、ポジティブな状態で関係性がスタートします。

解決したいtop3の問題を書き出す

次は問題を具体的に掘り下げます。

悪夢と関連している、解決したいtop3の問題を書き出しましょう。

なかなかアイデアが出てこない場合は、自分自身の状況で同じワークをしてください。
自身の解決したいtop3の問題を書き出せば、なんとなくイメージが掴めるはずです。

それでも何も思い浮かばない場合は、いま一度「見込み客にとっての悪夢」をより具体的に書き出してください。

ステップ2:プロミス(約束)

リドマグネットの作り方:ステップ2約束を決める

このステップでは明確にした問題を元に、リードマグネットが見込み客に果す約束を決めます。

連絡先を入力してくれるかは、どんな約束を提供できるかで決まります。

つまりどんな結果を提供できるか、見込み客に伝える必用があるのです。

少しわかりづらいと思うので、「釣りの初心者」に向けたプロミスを例にします。

■釣り初心者の悪夢
せっかく始めた釣りの楽しさを知る前に、辞めてしまうこと

■釣り初心者の問題
・どんな釣り道具を買えばいいか分からない
・釣り場のポイントの選び方が分からない
・釣り糸の結び方が分からない

これを元にして、釣り初心者が一度はぶつかりそうな壁である「釣り糸の結び方が分からない」問題を解決するプロミスを作ります。

■プロミス
このリードマグネットでは、釣りの初心者が初めて釣りに行く前に知ると役に立つ、実践的で簡単な釣り糸の結び方を7つ紹介する。文章だけの説明ではなく、ビジュアルを多く使ってステップバイステップで解説する。 

このプロミスを聞いた釣り初心者が、同じような問題を抱えていて、次の週末に初釣りにチャレンジする予定だとしたら、、、

「おお!!まさに自分の為の情報だ!」

こういう反応をすると思いませんか?

裏を返せば、見込み客が「これは自分の為にある」と思えるリードマグネットを作る必用があります。

ステップ3:タイトル

リドマグネットの作り方:ステップ3タイトルを決める

魅力的なプロミスを作成したら、次はキャッチーなタイトルを付けましょう。

タイトルは第一印象を決める顔や服装のような存在です。

見込み客に最高の価値を提供出来るリードマグネットでも、欲しいと思わせるタイトルで無ければオプトインはされません。

タイトルの重要性をさらに理解してもらうために、アメリカのnextafter社が行ったリサーチ結果を見てください。

リードマグネットの効果はタイトルで決まる リードマグネットの効果はタイトルで決まる。証明テスト結果

テスト結果では1のタイトルが約2.4%も高いクリック率を記録しました。

中身は全く同じものであっても、タイトルだけでここまでクリック率に差が出ます。

批判を承知してあえて言うならば、オプトインの成否はコンテンツの中身ではなく、リードマグネットのタイトル次第なのです。

では先程のプロミスを元に、興味を引くタイトルを考えましょう。

■タイトル
1:よく使う釣り糸の結び方7種
2:[動画付]初心者でも簡単!7種類の実践で使える釣り糸の結び方

内容は全く同じですが、多くの人は2を欲しいと思うはずです。1と2のタイトルを比べて、どちらを欲しいと思うでしょうか?

注目を集め、興味を刺激するタイトルを付けをしてください。

■タイトル付けのコツ

  • 具体性
  • 数字を使う(可能なら)
  • 何を得られるか明確に
  • ターゲットを絞る

ステップ4:リードマグネットのタイプ

リドマグネットの作り方:ステップ4タイプを選ぶ

最後のステップではリードマグネットの提供方法を決めます。

得意なコンテンツ提供方法は?

まずは自分が得意な、コンテンツ提供方法を明確にしましょう。

動画内で喋るのが得意な人が、無理してテキストベースのリードマグネットを作る必用は有りません。

  • 動画
  • オーディオ
  • テキスト

多くの場合は、自分が得意なフォーマットの方がより伝わりやすく、魅力的なコンテンツが作れるからです。

初めてのリードマグネットでは、まず自分が得意な方法で作りましょう。

見込み客が好むコンテンツの種類を選ぶ

ターゲットオーディエンスが好きなコンテンツのタイプは?

年齢層や市場によってかなりの違いが出ますが、60歳以上のターゲットを想定していたら、動画よりテキストの方がウケがいいかもしれません。

反対に高校生をターゲットにしていたら、youtubeのような動画の方が消化される、なんてこともあるでしょう。

分かり易く年齢を例に出しましたが、マーケットのどのセグメントを取るかでも全く変わります。

状況に合わせて臨機応変に決めてください。

リードマグネットのタイプを選ぶ

リードマグネットは様々なタイプで作ることが可能です。
幾つかアイデアを出すので参考にしてください。

  • Ebook
  • ガイド
  • オーディオ
  • ウェビナー
  • チェック・リスト
  • 動画
  • クーポン/割引
  • ツールボックス
  • クイズ
  • 無料お試し
  • ワークブック
  • レポート

コンテンツの提供方法を元に、リードマグネットのタイプを1つ決めましょう。

コンテンツの内容は、見込み客の問題、約束、タイトル、タイプ等を全て決めてから作成します。

コンテツの作り方は、ブログの書き方:誰でもブログが書ける7ステップを参考にしてください。ブログだけでなく、コンテンツ作成にも応用できる内容です。

まとめ

オンラインビジネスの生命線は、新規リードを獲得し続けること。

リードジェネレーションの成否を決める重要な役割を果すのが、今回紹介したリードマグネットです。

効果的なリードマグネットを作るには、まず見込み客の問題を明確にし、需要があるコンテンツをあぶり出します。

次どのように問題を解決できるか、魅力的なタイトルで約束をし、リードマグネットのタイプに落とし込んで完成です。

ほとんどの人が未経験の作業でストレスを感じると思いますが、迷ったらいつでも目印にして欲しい北極星が1つあります。

それは「価値を提供する」ことです。

ターゲットオーディエンスが、「自分の為にある」と思え、なおかつ行動につながるような価値あるコンテンツを作ってください。

カッコつけた言い方をすれば、受け取った人の人生が変わるようなリードマグネットを作りましょう。

オーバーデリバリーの精神を忘れずに!

ps
効果的なリードマグネットを作るには、リードジェネレーション全体を理解する必用があります。
詳しく解説した【3ステップ】リードジェネレーションの始め方を、まず読んでから作り始めることをオススメします。

pps
4ステップワークシート&チェックリストのダウンロードも忘れずに!
全てにチェックが入れば相当効果が出るリードマグネットが作れます:)

この記事を書いた人:
Suzumori Takumi
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