MEO(ローカルSEO)のアルゴリズムを意識した対策をしていますか?
あなたが遠回りせずに結果が出せるように、ランキング影響度が高いとされる影順でトップ50リストを作成しました。
初心者の方はまず1〜10のアルゴリズムを意識した対策がおすすめです。
経験者の方でも知らない項目が一つはあるはずです、是非あなたやクライアントのビジネスの成長にお役立てください。
まずはアルゴリズムのチェックリストをダウンロードしましょう!
アルゴリズム50選の「チェックリスト」をダウンロードする
まずGoogleが公開する3つのアルゴリズムを知る
関連性、距離、知名度。
この3つがGoogleが公開しているアルゴリズムです。
距離は変えられないので、関連性と知名度の評価を上げるためにMEOやローカルSEOを行います。
これから紹介する50項目も、全て3つのアルゴリズムに関連するので覚えておきましょう!
関連性
Googleマイビジネス(以下GMB)に登録した情報と、ユーザーが検索した「キーワード」との関連性を判断する要素です。
キーワードとの関連性が高いビジネスが表示されるので、正しいカテゴリー選びや、GMBの情報を充実させることが重要になります。
距離
キーワードで指定された場所か、ユーザーの現在地情報を元に、ビジネスとの距離が計算されます。基本的には近くのビジネス情報が優先的に表示されることが多いです。
知名度
ビジネスがどれだけ広く知られているかを判断する要素です。
一番わかりやすいのがクチコミですが、オフラインでの知名度や、Google検索の結果も順位に影響するとされています。
距離や関連性の対策は限りがありますが、知名度はローカルSEOを沢山できる要素です。
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MEO&ローカルSEOのアルゴリズムTOP50項目
ここで紹介する50項目は、MOZが2018年に行ったアンケートから作られた2018 Local Search Ranking Factorsを基に独自に作成しています。
Googleのアルゴリズムは非公開なので、正確な内容を知ることは誰にもできません。ですが紹介する50項目は、Googleが公開する3つの要素と関連するものばかりです。
アルゴリズムを意識した対策で確実に順位が上がるわけではありませんが、対策をすることでユーザーの利便性が向上し、評価につながる可能性は十分にあると考えています。
是非ローカルSEOの参考になる項目を見つけてください。
これらの項目はGoogleが公式に発表したものではありません。実際の評価に使われない項目が含まれる可能性があることをご了承ください。
1. 検索者とビジネスの距離
検索者との距離が近く関連性が高いことが重要です。一般的に距離が近いリスティングが優先的に表示される傾向にあります。反対に評価が高くても、遠方のビジネスがローカル検索結果に表示されることはありません。
2. 検索者の住所
検索者の住所と、ビジネスの所在地の関連性も評価の要因とされています。
近いほど優先的に表示される傾向にあります。
3. GMBに登録したカテゴリーとの関連性
ビジネスのカテゴリーと、検索キーワードとの関連性も評価の要因になります。関連性が高いビジネスが優先されます。
4. GMBのタイトルに含まれるサービス名や商品名(要注意)
ビジネス名に含まれるサービス名や、商品名も評価の要因とされています。
「○○ラーメン」「 〇〇美容室」など、元々キーワードが店名に含まれているビジネスが該当します。
GMBでビジネスのタイトルにキーワード(サービス名、地名など)を入れるのはガイドライン違反です。絶対にやらないでください。
5. GMBのタイトルに含まれる地名(要注意)
ビジネス名に含まれる地名も評価の要因とされています。
「東京○○」「 新宿○○」など、元々地域名が店名に含まれているビジネスが該当します。
GMBでビジネスのタイトルにキーワード(サービス名、地名など)を入れるのはガイドライン違反です。絶対にやらないでください。
6. サイトへの高品質な被リンク
GMBに登録したウェブサイトが高品質な被リンクを受けると評価の要因になるとされています。ドメイン力の強いサイトや、関連性の高いサイトからの被リンクが効果的です。
被リンクはバックリンクチェッカーで確認できます。
7. GMBのカテゴリーが、検索キーワードの主要カテゴリとマッチするか
GMBのカテゴリーと、検索キーワードの主要カテゴリーがマッチすると評価の要因になります。
■カテゴリがマッチする例
- GMBのカテゴリー:レストラン
- キーワード「ピザ」:ピザの主要カテゴリーはレストラン
カテゴリーはGoogleのガイドラインを参考にして、中心となる事業内容を示すものを選択してください。
カテゴリは「事業に何が含まれるか」ではなく「事業が何であるか」という観点で選択します。提供しているサービス、販売している商品、保有している設備を示すことではなく、事業を総合的に示すことが目的です。– Google
8. 主要サイテーションソースの情報の一貫性
誰もが知るようなサイトに掲載する情報は、特に注意をして一貫性をもたせます。
Googleマイビジネス、ヤフープレイス、フェイスブック、トリップアドバイザーだけでなく、業界でよく知られたサイテーションソースでも一貫性を忘れずに。
9. ウェブサイトのドメインオーソリティー
ドメインオーソリティー(権威性)はウェブサイトを評価する指標の1つです。
ページランク(PageRank)、ドメインレイティング(Domain Rating)など、SEOツールを提供する会社により呼び名が分かれます。
MOZの無料ツールで計測ができます。
10. GMBの情報が完全に入力されているか
GMBの情報は全て入力しましょう。GMBに掲載された情報を元に、ユーザーはルートリクエストをしたり、電話をかけます。
情報が充実していることで、ユーザーのアクションを引き出しやすくなります。
11. GMBに登録したサイトの被リンク品質
ドメインオーソリティーが高いサイトからの被リンクは評価が上がる要因になります。
被リンクをバックリンクチェッカーで確認したあとに、MOZの無料ツールで計測をしましょう。
12. Googleレビューの質(クチコミ文付き)
Googleマイビジネスへの評価はものすごく重要です。
できるだけ多くのクチコミ付きのレビューを獲得してください。最重要課題として取り組むことをおすすめします。
次の数字を超えるのが理想的です。
- 評価4.0以上
- 評価数100以上(最低でもライバル以上)
13. 検索結果からのクリック率
検索結果に表示された時のクリック率が高いと評価が上がる要因になります。
高評価のレビューを沢山獲得したり、クリックしたいと思える魅力的な写真を掲載しましょう。
14. レビューに含まれる、商品名やサービス名
レビュー内に商品名やサービス名が書かれることで、より関連性が高いビジネスと認識される可能性があります。
割引やドリンクサービスなどのインセンティブと引き換えに、レビューをお願いすることは禁止されています。
15. ストラクチャーサイテーションの品質
品質の高いサイトに絞りサイテーションの構築をしましょう。低品質なポータルや、相互リンクサイトは逆に評価を下る可能性があります。
■2種類のサイテーション
- ストラクチャーサイテーション:自分で管理したり、作成できるサイテーション
- アンストラクチャーサイテーション:SNS、ブログでの言及など、自分以外の誰かが行うサイテーションです。
フェイスブック、トリップアドバイザーなどの権威性が高いサイトからサイテーションを得ましょう。
詳しい方法はサイテーションを構築するを参考にしてください。
16. 同じ地域のドメインからの被リンク
同じ地域内のドメインから受けるリンクは評価の要因になります。市や町が運営する公式サイトなど、同じ地域で活動するドメインからリンクを得る機会を探しましょう。
17. エリアの中心地からの距離
ビジネスの所在地がエリアの中心地に近いと、より関連性が高いビジネスと認識される可能性があります。
18. GMBに登録したページのタイトル
GMBに登録したページのタイトルに、商品名かサービス名に関連するキーワードが入っていると評価が上がる要因になります。
ローカルビジネスのSEOでは、「業種名」「地名」はページのタイトルに入れておくのが効果的です。
19. Googleユーザーによる高評価(4.0〜5.0)
評価4.0〜5.0の高評価をできるだけ沢山集めましょう。
地域の人気店トップ10が選ばれる、LOCAL FAVORITESにランクインした店の平均評価は4.0以上、評価数400件〜4800件です。※渋谷区の場合
ローカル検索で圧倒的に目立つには、高評価の数は必須です。
20. GMBに登録したページのオーソリティー
Googleマイビジネスに登録したページのページオーソリティーが高いと評価の要因になります。
ページオーソリティーはweb site autority checkerで計測できます。
21. サイテーションの一貫性
サイテーション(言及)は一貫性が高い方が評価につながるとされています。
例えばtwitterで言及される場合は、100人が別々のビジネス名で言及するよりも、100人が同じビジネス名で言及する方が効果が高いということです。
22. GMBに登録したページのタイトル(地域関係)
GMBに登録したページのタイトルに、地域に関連するキーワードが入っていると評価が上がる要因になります。
ローカルビジネスのSEOでは、「業種名」「地名」はページのタイトルに入れましょう。
23. GMBのエンゲージメントシグナル数
GMBにおけるエンゲージメントシグナル数(スクロール、写真クリック、レビューの閲覧、Q&Aの閲覧、投稿のクリックなど)が多いと評価が上がる要因になります。ですがGMBのインサイトでは写真の閲覧数以外の数字は確認できません。エンゲージメントを高める基本は情報を充実させることです。Googleマイビジネス情報は全て入力してユーザーの利便性を高めましょう。
最適化の方法はこちらを参考にしてください。
24. 関連ドメインの中で突出する
ビジネスと関連するドメインの中で目立つと、評価が上がる要因になります。
具体的には同業他社のサイトと比べて、より多くのキーワードで上位表示をしたり、サイテーションや被リンクを受けることです。MEO/ローカルSEOだけでなく、一般的なSEOも必要な要素です。
25. 権威性が高いサイトからのアンストラクチャーサイテーション
ニュース、SNS、有名ブログなどのドメインオーソリティーが高いサイトからのサイテーションが効果的です。
アンストラクチャーサイテーションは自分で構築できないので、ストラクチャーサイテーションより価値が高いと考えています。
26. 指名検索数が多い
指名検索が多ければ、多くのユーザーに認知されているビジネスと言えます。Googleが発表している「知名度」の評価につながる要素です。
指名検索の有無は、Google Analytics、サーチコンソールで確認ができます。知名度の高いビジネスは、Googleトレンドでも確認ができます。
27. 同業種をまとめた中心地からの距離
同業者A社、B社、C社の中心地からの距離が評価の要因になるとされています。
同ジャンルのビジネスが集中している場所は、アクセスが良かったりと、店舗経験以外のメリットをユーザーが得られる可能性があります。
そういった意味で中心地からの距離が評価につながるのではと考えています。
28.GMBの運用歴
Googleマイビジネスの運営期間の長さが評価の要因になります。
SEOにおけるドメインエイジと同じで、運用歴の長さで信頼をはかるアルゴリズムです。
29. GMBのオーナー認証の有無
オーナー認証をするとことで、GMBの管理を行えます。
投稿機能、写真投稿、説明の変更、商品の追加など、検索結果に表示される機能の運用ができます。
ですがオーナー未確認のビジネスが、ローカルパックに表示されるケースもあります。
どちらかと言うと認証するだけでなくしっかりと運用して行く方が重要です。
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30. ウェブサイトとGMBのNAP情報
GMB上のNAP(ビジネス名、住所、電話番号)と、ウェブサイトのNAPを統一します。検索エンジンがウェブ上に散らばった情報を探しやすくなり、評価につながります。
31. ルートリクエスト数
Googleマイビジネスのインサイト内の「ルートリクエスト」から経路検索数を確認できます。
Googleはリスティングの閲覧数に対する、アクション数を把握しているはずです。
「アクションの発生率が高いビジネスはユーザーの興味が高い」と評価される可能性は高いです。
32. サードパーティーサイトでのレビュー
トリップアドバイザー、YELPなど、Google以外でのレビューも影響します。もちろん高評価が多い方が良いです。
33. 被リンクの多様性
様々なジャンルのサイトからの被リンクは、評価を上げる要因になります。
34. レビューが書かれているサイトの権威性
権威性の高いサイト上のレビューは評価の要因になります。
全てのお客さんがGoogleアカウントを持っているとは限りません。多くの人がレビューを入れやすいように、大手レビューサイトも合わせて運用しましょう。
35.モバイルフレンドリー
GMBに登録したサイトが、モバイルフレンドリーだと評価が上がる要因になります。
モバイルフレンドリーテストでチェックしましょう。
2019年のGoogle検索の52%はモバイルデバイスからです。
2020年中には全てのサイトがモバイルファーストインデックスに移行することも決定しています。MEOやローカルSEOだけでなく、SEOでもモバイルフレンドリーは必須です。
36. 関連業界からの被リンク数
GMBに登録しているページに、関連業界からの被リンクが多いと効果的です。
被リンクはバックリンクチェッカーで確認できます。
37. 被リンクのアンカーテキストに地名が含まれるか
アンカーテキストに地名(キーワード)が含まれると評価が上がる要因になります。
38. 被リンク数
GMBに登録したページの被リンク数は評価の要因です。被リンク数はバックリンクチェッカーで確認。
サイトの評価を上げたいなら被リンクは超重要です。Ahrefsの10億ページ以上を対象にしたリサーチでは、被リンク数とアクセス数の相関関係が明確になっています。
39. ポジティブな内容のレビュー
高評価だけでなく、クチコミの内容がポジティブであると評価が上がる要因になります。
ポジティブなレビューを沢山もらうには、素晴らしいビジネスを提供するしかありません。ウェブ上の対策だけでなく、現場での改善もMEO/ローカルSEOには必須です。
40. 電話数
マイビジネス経由の電話数も評価の要因です。
GMBのインサイト内の「電話」から確認をしてください。
沢山のアクションを獲得するために、GMBの情報は常にフレッシュに保ちましょう!
41. GMBに登録している市外局番
ユーザーの検索キーワードと、市外局番の関連性が評価の要因になります。
ローカル検索からの集客効果を計測するために、GMB専用の電話番号を用意するケースもありますが、IP電話などではなく市外局番が同じ番号を取得しましょう。
42. ウェブサイト内の高品質のページ数
GMBに登録したサイトに、高品質なページが多いと評価の要因になります。具体的には自然検索で上位表示されるページ数が多ければ有利と考えていいでしょう。
43. 指名検索数の増加速度
ビジネス名や店名でGoogle検索されることを指名検索と言います。
指名検索の数が短期間で増えると、評価につながる可能性があります。
Googleトレンドで「過去30日間」などに期間を指定して調べてます。
44. ローカルコンテンツとキーワードの関連性
ローカルコンテンツとは、特定地域のキーワードを意識したコンテンツのことです。ユーザーが検索したキーワードと、関連性が高いと評価の要因になります。
ターゲット地域を意識したローカルコンテンツを充実させることが、地図検索でも通常のGoogle検索でも好影響を与えます。
45. 投稿されている写真とキーワードの関連性
検索キーワードと、Googleに投稿されている写真の関連性が高いと評価の要因になります。GMBのオーナーでも写真投稿ができるので、ビジネスと関連性の高い写真を定期的に投稿しましょう。
46. 権威性が高いサイトのまとめ記事に載る
地域特化型のポータルサイトなど、権威性が高いサイトのまとめ記事に掲載されると評価の要因になります。
「東京の〇〇トップ10」「千葉の絶対行きたい〇〇5選」など、特定のジャンルのサービスなどをまとめた記事を指します。
47. 地域に関連するドメインからのサイテーション
行政のサイト内で紹介されるなど、地域に関連するドメインからのサイテーションは評価を上げる要因になります。
48. 権威性の高いレビュワーからの高評価
レベルの高いローカルガイドや、 Yelp Eliteなど、権威性の高いレビュワーからの評価は効果的です。
Googleはユーザーが実際に現地へ足を運んだか、GPS情報によって把握しています。これまで多くの場所を訪れ、沢山の評価を入れてきたローカルガイドの評価が信頼されている可能性は高いでしょう。
レビューを「関連度順」で確認すると、上位にはローカルガイドの評価が並ぶことが多いです。
49. レビューが増える速度
レビューが増える速度も評価される要因とされています。Googleマイビジネスだけでなく、サードパーティーのレビューサイトでも同様です。
増加速度に関係するアルゴリズムは他にもあるので、イベントなどをカンフル剤に使うのが効果的かもしれません。
50. サイトの対策キーワードと、検索ワードの関連性
ローカル検索でよく使われるキーワードを、ウェブサイトのタイトルとして利用します。
多くのアルゴリズムでは、一般的なSEOの知識も必要になることが多いでしょう。
まとめ
MEO(ローカルSEO)のアルゴリズムTOP50はいかがだったでしょうか?
まずは上位の影響力の強い対策からスタートしましょう。
あなたがビジネスオーナーなら「細かい施策まで手が回らない」「専門的な知識を身につける暇がない」というのが本音だと思います。
そんな場合は評価を得る対策に集中してください。
MEO(ローカルSEO)では、常にビジネスを改善しお客さんに満足してもらうことがとても重要です。その結果、ポジティブなクチコミが増えローカル検索での露出も増えていきます。
ビジネスの評価が掲載順位に影響するのが、MEOの面白いところです。
MEOのことを詳しく知りたい人は、「MEO対策とは?上位表示に必要なことは1つだけ」を参考にしてください。
具体的な対策方法は【全ガイド】ローカルSEOで上位表示する方法をで細かく紹介しています。