地方のビジネスがSEOで成功するための5つのステップをまとめました。
地方のSEOでは「地名 + キーワード」または「地域に影響を受けるキーワード」の自然検索結果で上位を狙います。
ワードプレスを利用している場合は2つのSEOプラグインがオススメです。
地方のSEOと似た言葉で「ローカルSEO」というものがあります。
ローカルSEOは地図検索で上位を狙い、地方向けのSEOは自然検索の上位表示を狙う対策です。
ステップ1:競合を知る
競合の状況によっては、SEOではなく地図検索に特化したローカルSEOが効果的です。
このステップでは競合を調査し「今」やるべきなのがSEOなのか判断します。
どちらを選択しても集客効果はあるので、最短で結果を出せる施策を選びましょう。
SEOを選ぶ場合
- 大手ポータルサイトがいない
- 同業者のサイトが弱い
検索結果の上位に「大手ポータルサイト」がいない、または「競合のサイトが弱い」場合はSEOを選んでも問題ありません。
ですがSEOは効果が出るまでに3ヶ月〜6ヶ月掛と時間が掛かります。
一方ローカルSEOは早くて数日で結果が出ることもあり、多くのビジネスにとってはローカルSEOを優先する方がコストパフォーマンスは高いでしょう。
ローカルSEOを選ぶ場合
- 大手ポータルサイトが上位に表示される(例:食べログ、ホットペッパーなど)
地方のSEOキーワードに大手ポータルサイトが上位表示された場合、ローカルSEOを優先すべき理由は3あります。
ローカルSEOで上位表示をする方法を参考にしてください。
理由1:大手はドメインが強力で勝てない
SEOではドメインの権威性が高いサイトが有利です。
大手ポータルサイトに勝てる確率は低く、勝てたとしても非常に時間がかかります。
※ドメインの強さは、Domain Authority Checkerで無料計測できます。
理由2:ポータルサイトは地図検索に表示されない
ローカルSEOで上位表示を狙う地図検索の結果には、実際に店舗を運営しているビジネスのみ掲載されます。
地元の同業者だけがライバルになるので、グッと難易度が下がります。
理由3:地方のSEOキーワードは月間検索数が少ない
月間の検索数が100以下ということも珍しくありません。
そんな状況で、大手のポータルサイトが 1〜3位を占めていたらどうなるでしょうか。
自然検索の3位以降のクリック率は13.6% 〜3.09%と表示に低い数字です。
運良く4位に表示できたとしても、約13人/月のユーザーにしか見られません。
効果が無いとは言わないですが、費用対効果は悪いと言えます。
ステップ2:タグの最適化
- タイトルタグ
- メタディスクリプション
SEOの超基礎である、2つのタグにキーワードを入れます。
yoast SEOやRank MathなどのSEOプラグインを使い最適化をしましょう。
タイトルタグにキーワードを入れる
タイトルタグは検索エンジンとユーザーに、ページの内容を伝える役割があります。
地方のビジネスの場合は、「地名」と「カテゴリー/ジャンル」は必ず入れます。
タイトルタグのポイント
- キーワード入れる(地名とカテゴリー)
- 32文字以内
メタディスクリプション
メタディスクリプションはページの要約です。
ユーザーにページの内容を伝え、クリックを促す役割があります。
メタディスクリプションは、SEOに直接的な影響は無いとされていますが、backlincoのリサーチによると、個別にメタディスクリプションを設定したページの方が5.8%検索結果でのCTR(クリック率)が高いと言うデータが出ています。
メタディスクリプションを設定して、より多くの人にページを見てもらいましょう。
メタディスクリプションのポイント
- キーワード入れる
- 160文字以内
メタディスクリプションにもキーワードを入れることで、検索結果に太文字で強調して表示されたり、フィーチャースニペットとして、自然検索結果より上に表示される可能性もあります。
SEOプラグインを使ったタグの入れ方
Rank Mathの場合
固定ページ、投稿ページの下部にある「Rank Math SEO」をクリック。
ボックスが展開されたら、タイトルとメタディスクリプションを入力します。
Yoast SEOの場合
固定ページ、投稿ページの下部にある「Yoast SEO」をクリック。
ボックスが展開されたら「スニペットを編集」をクリックし、タイトルとメタディスクリプションを入力します。
ステップ3:ページにキーワードを入れる
検索エンジンに「キーワード」との関連性を伝えるために、ページの前半(推奨は100文字以内)にキーワードを入れましょう。
理由は、検索エンジンがページ上部のコンテンツを重要視すると考えられているからです。
これはユーザー心理を考えると当然で、検索に使ったキーワードがページの前半に出なければ「答えが見つからないサイト」と判断されます。
キーワードを入れる際のポイント
- 自然な形で入れる(入れすぎ✗/狙いすぎ✗)
- 全てはユーザーのために
ユーザーが求めている答えを提供するためにキーワードを入れるのであり、検索エンジンの為ではありません。
ユーザー目線の対策が、結果的に検索エンジンに評価されると考えましょう!
ステップ4:フッターに住所を入れる
全ページのフッターに住所を入れます。
地方のSEOでは「地名 + キーワード」または「地域に影響を受けるキーワード」の自然検索結果で上位を狙います。
キーワード対策が万全でも、サイト内に地域と関連する情報が無ければ 「地名 + キーワード」で表示するのは難しいです。
特に新しいビジネスでは、検索エンジンが参照する外部の情報も少ないので、必ず住所は入れておきましょう。
ローカルSEOの観点からもビジネス情報を抜けなく記述するのは効果的です。
検索エンジンだけでなく、ユーザーにも約立つ情報なので是非記載しましょう!
- 住所
- ビジネス名
- 営業時間などのビジネス情報
- Google Map
ステップ5:サーチコンソールでサイトマップを送信
Googleのサーチコンソール(無料)にサイトマップを送信します。
サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。 – google
外部リンクが少ないサイトは、クローラーが見つけるまで時間がかかります。
特に新しいウェブサイトは、サイトマップを送ることをGoogleが推奨しています。
以下3ステップでサイトマップは送信します。
1. XMLサイトマップの取得
XMLサイトマップのURLを取得するのがゴールです。
ここで取得したサイトマップのURLをサーチコンソールで使います。
SEOプラグインを使いXMLサイトマップを生成しましょう。プラグインのサイトマップ機能をオンにするだけで、自動的にXMLサイトアップが生成されます。
yoast SEO、Rank Mathなど大手のプラグインがオススメ。
静的なサイトの場合はxml sitemapなどの無料ツールで、サイトマップの取得しサーバーにアップロードしてください。
yoast SEOの場合
機能→XMLサイトマップの順でURLを取得します。
Rank Mathの場合
ダッシュボードから「sitemap settings」をクリックしてURLを取得します。
2. サーチコンソールにサイトを登録
「今すぐ開始」をクリックしサーチコンソールを開きます。
(ログインにはGoogleアカウントが必要)
アカウントを開設したら、プロパティーの追加からドメインを登録します。
DNSの確認ができる場合は「ドメイン」がオススメです。詳しい方法はサイトの所有権を確認するを参照してください。
3. サイトマップの送信
サイト所有権の確認が完了すると、サイトマップの送信ができるようになります。
サイドバーにある「サイトマップ」をクリックします。
ステップ1で取得したURLを入力し、送信をクリックすします。
数十分〜1時間程度待つと、送信されたサイトマップに結果が表示されます。
ステータスが「成功しました」に変われば、サイトマップの送信は完了です。
まとめ
地方のビジネスでも、競合の状況によっては積極的にSEOに取り組むべきですが、現実的にはローカルSEOをオススメするケースが大半です。
理由は勝ち目が少ない、大手ポータルサイトが競合になるからです。
また勝てたとしてもSEOに費やす時間は短くありません。
早くて1ヶ月、一般的には半年〜1年ほど必要なのが普通です。
大切な時間を無駄にしないためにも、競合調査をした上で最適な対策を選んでください。